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【 360 旧車の保管 取り扱い方法 】

ホームページ開設以来これまで一番多い質問が、これから 旧車に乗る為にはどんな事について注意が必要かと、 現在お乗りになっている方からの同様の質問でした。 これまで長年携わってきたホンダ360の取り扱い、乗り方、 メンテナンス、保管方法等について書いてみます。 私なりに気がついた事を書いていきますので、 あくまでも参考程度にしてください。また、他の方法や、 間違えているようなところがありましたら、メールでお知らせ下さい。
掲載させていただく場合、本名以外、ペンネームでも結構です。 現在お乗りの車種やお乗りになっていた車種、お住まいの 地域などもお知らせいただければ幸いです。

    E-Mail   info@auto-spot.net

■キーホルダーは重い物をつけない。
キーホルダーに必要以上の物をたくさん付けると、走行中に キーシリンダーに負担がかかり、キーシリンダーが壊れる 事があります。イグニッションスイッチがONの時に キーが抜け落ちたり、スイッチが機能しなくなったりします。 メインスイッチを交換するとドアー、トランクのキーと 合わなくなり、キーが2種類必要になるので最低限必要な 物だけにしたほうが良いと思います。

■洗車後は走行する。
屋根つきの車庫で保管されている方は、特に、 洗車してからすぐに保管してしまうと、エンジンルーム、 ドアーパネル内側、リヤーフェンダーなどに溜まった水が 腐食の原因になるので、洗車後に走行して乾燥した状態で 保管したほうが良いと思います。

■からぶきが良いかも。
あまり汚れがひどくない時は、水を使わずに 濡らしたタオル等で汚れをふき取る程度に したほうが良いかも知れません。

■雨天後走行時はドラムを乾かす。
雨の日の走行はブレーキドラムの中に水が入り込むため 走行後直ぐに保管してしまうと、ブレーキドラムと ブレーキシューが張り付く事があります。
また、ブレーキシューとベースが剥がれてしまう恐れが ありますので、翌日に走行するなどして、ブレーキドラムを 出来るだけ乾燥した状態に保つようにしてください。
ディスクブレーキ装着車では特に、ディスクッパッとローターの 隙間に水分が溜まり、パッとが剥がれる原因になり、ローターが 腐食して、修正、交換が必要になります。

■タイヤの位置を変える。
車検切れなどで長い間走行しない時は、タイヤの接地面がひずんで いるので、ひび割れや変形の原因になります。車を前後に移動して タイヤの接地面の位置を変えるようにしてください。

■空気圧を点検、補充。
空気圧を多めにして変形を出来るだけ避けるようにします。 走行しないとチューブレスでは特にエアーもれが多いようです。
空気圧点検後は必ずエアーバルブ(ムシ)からのエアー漏れが ないか点検して下さい。

■ガソリンは満タン。
ガソリンタンク内は防錆処理されていないので、錆が発生します。 長期間保管する時は満タンにしておくほうが良いと思います。
特に多いのが、フェールメーターユニットが固着してしまい、 ガソリンメーターが動かなくなるトラブルです。
ガソリンパイプが詰まってしまう車も多いようです。

■時々エンジンをかける。
時々はエンジンを始動して、エンジンオイルを 回すようにしてください。エンジンオイルが自然に 下がった状態にしておくと、ヘッド回りのロッカーアームや バルブ回りなどに錆が発生します。
シリンダー内のオイルも自然に下がってしまい、ピストンリングに 錆が発生します。
また、シリンダーライナーとピストンリングが固着する事もあります。 シリンダーライナーに腐食が発生するとホーニングする必要があります。
長い間エンジンをかけていなかった車では特に、アイドリングを充分行なわないと エンジントラブルになります。
N360系の空冷エンジンでは、オイルポンプフィルタースクリーンや、オイルエレメントが目詰まり して、オイルが回らなくなり、エンジンが焼きつきますので特に注意が必要です。

■エンジンオイルは劣化するので乗らなくても交換必要。
エンジンオイルは走行しなくても経年劣化するので、エンジンを充分暖気した後で 交換してください。
ドレンボルトはエンジンが温まっている時は硬いことがあるので、無理にゆるめようと するとボルトをナメてしまうので、冷えている時にゆるめておく方法もあります。

■ブレーキオイルは乗らないと漏れやすい。
ドラムブレーキでは特に、走行しないと、ブレーキオイルが 漏れやすくなります。
マスターシリンダーからの油圧で、ホイルシリンダーの ピストンを押し開くことによって、ブレーキがきくようになって いますが、ブレーキカップというのはゴムのリングのようなもので ゴムだけの張力では、ホイルシリンダーとの隙間を無くすことが 困難で、ブレーキマスターからの残圧を利用して密着させています。 その為、圧力がかからない状態が長くつづくとホイルシリンダーから ブレーキオイルが漏れ出し、ブレーキが利かなくなり、 ブレーキシューにもオイルが付着してしまい交換する必要があります。

【 N360 】
■ダイナモブラシ
N360、空冷Z、TN360、バモスホンダ360等の 空冷エンジンでは、セルモーターとダイナモが 一体に取り付けられ、各々2本ずつのカーボン製の ブラシが用いられている。 新車時では、30,000〜40,000km走行すると、磨り減り チャージランプが点灯した。

現在では、ローターのアマチュア部などの磨耗が進んで いる為、25,000〜30,000km走行ごとに点検、交換したほうが 良いと思います。

チャージランプが点灯したまま走行し続けると、ローターや ステーターに巻かれた配線がショートして、Assyでの交換が 必要になります。また、チャージランプが点灯しなくても、 セルモーターが回らなくなったり、回りが悪くなった時にも 点検してみてください。

【 水冷エンジン 】
■ラジエター液交換
ライフ系の水冷エンジンでは、ラジエター液も不凍液、錆止め剤など 有効成分が含まれたものを使用して下さい。
ウォーターポンプのブレード部分や、シリンダーヘッドの、砂抜き栓 などに錆が発生します。砂抜き栓の錆が進行すると、エンジンオイルが ラジエター液と混合して、ラジエター液がコーヒー牛乳のようになります。
いつも使用している車でも、突然、同じ様な症状が出ることが在ります。 そのまま走行し続けると、オーバーヒートします。また、オイルが潤滑油の 働きをなくし、メタルなどにダメージを与えますので特に注意が必要です。

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