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荒川釣行記 2007年6月27日(水)
3,4年前だっただろうか、「秩父の荒川」に友人と鮎友釣りに行ったときの事だ。
どこかでお会いしたしたような人が川を覗き込んでいる。
目が合った瞬間に自分の名前を呼ばれた。私も直ぐに横瀬町で『悦楽苑』という
食堂を営んでいる山本さんである事を思い出した。
昭和60年頃だろうか、各地に360ccのクラブが多くあり、その中でも
会員数も多く統率の取れていたステップバン360のクラブ『THE TIBI』の初代会長を
勤め、食堂兼自宅には数台のステップバンやモンキー等を保有していた。
『N360 ツーリング写真集』「スペシャルミニ ジョイントフェステバル」などを
合同で主催させて頂いたり、大変お世話になった方だ。
そして、また昨年、河原への降口で再会して、鮎釣りのご指導をお願いしている。
先週の多摩川釣行以来、あまり雨が降っていないので、秩父地区荒川も例年通り水量も少なく、
水草が多くて釣れないだろうとは思ったが、電話してみる事にした。
一つには昨日のテレビで荒川の長瀞周辺で救助訓練の画像が流れて、水量が
良い状態にみえた。また、26日付、の朝日新聞の写真も目を引いた。
あまり数は釣れないが、24cmくらいの良い型も釣れていると言う。
山本さんは仕事前に釣りに行くので早く上がってしまうと言う。
出来るだけ早く行く事を約束して電話を切った。
早朝、4時30分に家を出た。最近、飯能市から秩父に行くのに自宅近くにバイパスが
開通して、僅かに時間短縮になった。また、299号線も道幅が狭かった所も広く
なったり、バイパス等も出来て以前より随分走りやすくなった。
約1時間で山本さんの待つ荒川に着いた。走行距離●●km。
思ったより水量は多いようだ。山本さんの姿が直ぐに目に入った。
早速、着替えて、河原のおとりやさんで、日釣り券を2,000円で購入した。
おとり鮎は山本さんが手配してくれたのでお言葉に甘えて使わせてもらった。
ここは、●●橋があり、そこから約1kmほど上流の所で釣り専用区になっている。
もう何年も来ているが、最近は良い釣果があったことは稀だ。上流にダムが出来て
から、釣れなくなったと、皆、口をそろえる。はっきりした原因は解らないが、
影響しているのは確かだと思う。
ここぞというポイントにおとり鮎を誘導する。それから3分位か。ガツーンという
あたりがあった・・・・・・・・・・・・・。
と、ここまでは26日に下書きしておいたが現実はもっと幻想的であり、ドラマチックだった。
やはり、山本さんは水面に漂う朝靄(あさもや)の中に居た。居た、というよりも、鮎に人の気配を
感じさせない川の中の岩と化している。(ちょっとオーバー)
話が前後してすみません。
粕谷さんのレポートで初めて知った、道の駅に立ち寄ってみた。
「芦ヶ久保」には車が10数台停まっていた。「ちちぶ」に着く頃にはいつの間にか
すっかり明るくなっていた。大型のトラックが多く全部で20台くらいだったと思う。
予定より早く、3時20分頃には家を出た。走行距離44km。途中『道の駅』に立ち寄ったが
1時間少しで着いた。
◆写真左が初めて立ち寄った道の駅 『果樹公園芦ヶ久保』 右は『ちちぶ』
実際にはまだ5時前で、おとりやさんが来ていない。山本さんがおとりやさんの
許可を得ており、おとり1匹だけを選んだ。おとり鮎1匹500円、遊魚券はあとで購入する事にした。
消費税込み2,100円。
もう何年も来ているのでおよそのポイントは知っているつもりだが、
ここ数年良い思い出が無い。山本さんが丁寧に、釣れるポイントを教えてくれた。
おとりの誘導から、足場になる川の深さまで。
ポイントにおとり鮎が辿りついたと思った瞬間にあたりがあった。それも2、3回。
「ガツーン」とまではいかなかったが、ほぼ理想的にかかった。
かなり良い型のようですごい引きだ。慎重に「ため」て、約23cmの綺麗な鮎が
釣れた。おとりをつけて掛かるまでの間、僅か1分足らず。
最近はテレビ等で引き抜きと言って、掛かった鮎を水面から引き抜いてタモ網で
キャッチすることが多いようだ。自分はやはり竿を寝かしながら、手元に引き寄せて
糸を持って吊るし上げてタモ網に収める方が好きだ。
しかし、その後思わぬ事が起きた。
釣った野鮎をおとりにして、さっき釣れたポイントに入れたら、21cm級が直ぐに釣れた。
この調子だと久々の大漁(?)も夢ではないなどと思った。そして3匹目が掛かったが
おとり鮎の鼻カンが外れて1匹放流(?)。そして悲劇は起こった、4匹目、
釣り糸を持って、手元に引きよせようとした瞬間、0,4号のナイロン糸が
切れた。「逃した魚は大きい」と言うが、まさにその通り、25cm以上あったのでは。
糸が切れると、おとり鮎とやっと掛かった鮎もいなくなるので2匹も失うことになる。
その後も根がかりによって2匹消失。またもや糸が切れて1匹逃亡、と言う事は、
8匹釣って残りは2匹という計算?。
やはり、引き抜くには、鮎がバレにくいというメリットがあるんだと思う。しかし、
ある師匠は言った。トビウオではないのだから空中はあまり好きではないのではと・・・。
その人は今でも何十年も前の釣り用のベストを着ている。胸には『鮎同』と
刺繍がしてある。
仕掛けを換えようとしていると、山本さんが自作の物を使ってみてと言う。
決して押し付けがましくなく言われるので、喜んでご好意に甘える事にした。
それから、4匹くらい釣っただろうか、軽く食事をしてポイントを上下に移動して
みたが、釣れる気配はなかった。その頃には他の釣り人も多くなっていたが釣れている
様子は無い。
山本さんは仕事の為に先に上がったが、なんと私の移動用のおとり缶に釣った鮎を
入れておいたので持ち帰って食べてと言う。おとり鮎は放流して、生きている鮎だけで
11匹いた。1匹おとり鮎か野鮎か分からないのがいたので「疑わしきは放流」に習い
放流した。山本さんが釣った分6匹か、結局私は5匹だけ手元に残ったのかな。
正午に荒川を後にした。帰りに山本さんが営む『悦楽苑』に寄った。
発泡スチロールとたくさんの氷を頂き、写真のように氷〆にして頂いた。
イヤー、今回は本当に何から何までお世話になり有難うございました。
お陰さまで何年ぶりかで良い型の鮎にめぐり合い、強烈な引きを堪能出来ました。
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